沖縄サドベリー

沖縄サドベリーのみんなで書いています。

記事一覧(14)

我が家のサドベリーとの出会い(1)

File 1: Aさん、Tさん(入学時10歳、8歳)――最初にサドベリーを知ったきっかけはなんでしたか?現在共に沖縄サドベリースクールの運営に関わっている友人から話を聞きました。その後、東京の友人からミュージカルのチケットをプレゼントされたんです。そのスケジュールに合わせて航空券を買っていたところ、なんとそのミュージカルの次の日に、以前から交流のある本田健さんが教育講演会を行うというので、迷わず家族で参加しました。――そのときのサドベリーの印象は?資料映像の中の凛々しい生徒がとても輝いていて、希望を持ちました。そしてダニエルの言葉の中に、共感するエッセンスが満載だったこと。何よりも自分の仕事が、好きなことを深めて学ぶことそのもので、この教育以外に無いと確信してしまったのです。――子どもたちはどんな反応でしたか?同じく会場でその映像を目の当たりにして、「この学校以外行かない!」と宣言されました。――実際に入学してみて、どんな変化がありましたか?はじめはデモクラシーについて、あまりに知識も経験もないことに打ちのめされました。とにかく始めは「挑戦的に放任」してみました。ひたすら忍耐です(笑)。次に「自由と放任」の違いに気づきはじめ、子どもたちに対し、親の側の主張もきちんと声に出して述べることを大切にしました。そうすると、お互いの主張を認め合う関係が生まれて感動したことを思い出します。ゆっくりとした歩みですが、着実に前へ進んでいることを感じています。――普通教育とはだいぶ違いますが、不安に思うことはありますか?幸い、こだわりの保育園で保護者の意識が高く逆に小学校では普通教育の限界を感じてしまっていたので、今は確信と希望を感じています。また、わたし自身が自己探求好きなので、サドベリーの理念にとても共感してしまうんです。――サドベリー入学を検討している人に一言お願いします。普通教育との違いにギャップを感じていると思いますが、親の決断が、子どもをストレス社会から解放し、幸せに生きる力を育てる喜びを感じています。はじめはささやかな一歩をなかなか感じられないかもしれません。しかし、この教育を通して自分が学び、気付くことを意識すると、人生が変わります。一足先にこの感覚に至っていますが、皆さんと心境を通過しています。不安に思うことなんでもお聞きください。ありがとうございました。

我が家とサドベリーとの出会い(2)

File 2: Rくん(入学時5歳、インタビュー時6歳)――沖縄サドベリースクールに入る前の状況を教えてください当時、息子は幼稚園の年中さんでしたが、毎日「幼稚園に行きたくない」と言って泣いていました。彼はのんびりマイペースで、好きなことは何時間でも集中してやるタイプだったので、幼稚園で先生の言うこと以外はしてはいけなかったり、時間が区切られたりしているのが本当に辛かったようです。「このままでは小学校で本人が苦労する」と思う一方で、私自身は彼のこういう性質好ましく思っていたので、どうしたら自信を失わずに成長していけるのか悩んでいました。――沖縄サドベリースクールに入ったきっかけは?サドベリースクールのことを知ったとき、「このスタイルなら息子は彼らしいまま成長できる」ととても嬉しく思いました。サドベリーの体験入学に行ったら、わずかな期間で目に見えて変化し、幸せそうで活動的になりました。その後、本人が入学を希望したので、思い切って横浜から沖縄に移住しました。――大きな決断だったと思いますが、悩むことはありませんでしたか?息子が通っていた幼稚園は、山を丸ごと使った自然豊かな園で、いとこたちも楽しく通っていたんですね。それで、最初に辞めることを決めるまでは、毎日眠れないほど悩みました。でも、その後はすべてがスムーズに進んでいき、気がついたら沖縄で暮らしていたという感じです(笑)。――勉強について不安に思うことはありませんか?いまはまだ文字にもあまり興味がないようで、ひらがなはだいたい読めるけれどカタカナはほとんど読めない、という状況ですが、不安は感じていません。むしろ、「外からの強制がなかったら人は何をどんな風に学んでいくんだろう」ということに興味があり、楽しく観察しています。先日、独自の方法で繰り上がりの計算をしているのを見たときには、「インド式計算術みたい!」とワクワクしました(笑)。――サドベリースクールに通うメリットを教えてください。いろいろありますが、いま一番感じているのは、年齢ミックスの素晴らしさです。年齢の違う子が対等な仲間として存在しているので、基本的に人を比較して優劣をつけるということがないんですね。「あの子はこれが得意、これは苦手」ということを、ただ事実として捉えていて、知っている子に教えてもらう、知らない子に教えてあげる、というのが年齢に関係なく自然に存在している。みんな本当に仲が良くて、まるで大家族のようだと思います。――サドベリースクールへの入学を検討している人へのメッセージをお願いします。赤ちゃんのときには、みんなが個性的な存在として、成長速度の違いもそのまま受け止めてもらえますよね。それが、「この年齢からはみんな同じ速度で成長しましょう」となるのは、不自然な感じがしていました。本当にいろいろな個性の子どもたちがいる中で、あるひとつの教育スタイルに統一したら、それがなんであれ、合わない子は出てくるはず。そういう子どもたちが、自由に別の教育を選択できるようになるといいなぁと思います。サドべリースクールも、まずは体験入学したうえで、子ども自身が入学するかどうかを決められたらと思います。もし、そのときは入学を希望しなかったとしても、教育には別の選択肢もあると知っていることは、その子の大きな支えになっていくと思います。

お勧めの本

書名をクリックすると、Amazonのページに移動できます。『世界一素敵な学校』ダニエル・グリーンバーグ 著ボストンのサドベリーバレエスクール創設者による、サドベリー教育の理念と実践。目からウロコのエピソードが満載の、サドベリーを知る「最初の一冊」です。*体験入学のお申込前に読んでいただく本です。『自由な学びが見えてきた』ダニエル・グリーンバーグ 著『世界一素敵な学校』の続編。創立30周年を記念した創始者の連続講話をまとめた一冊です。サドベリー教育についてより深く知りたい方に。『教育の完全自由化宣言!』天外 伺朗 著ソニーでCDやAIBOの開発を主導した著者による、教育の新たな形の提言。自由教育の魅力が脳科学や現場でのエピソードからも理解できます。『「生きる力」の強い子を育てる』天外 伺朗 著「いい子」の危うさと「生きる力の強い子」について、斉藤公子保育とサドベリー教育を中心に解説した、「教育の完全自由化宣言!」に続く一冊。『小さな天才の育て方・育ち方 小・中・校に通わず大学へ行った話』吉田 晃子・星山 海琳 著小・中・高に通わず、2ヶ月半の勉強で大学に現役合格した娘と、子どもを100%信じ、尊重してきたお母さん。信頼の「あり方」が学べる一冊です。*体験入学のお申込み前に読んでいただく本です。